Step.1-DTMとは
●DTMとは
●DTMを楽しむのに必要なもの
●MIDI音源
●規格について
●シーケンサー・ソフト
●MIDIデータについて
●MIDIプレイヤー
Desk Top Music、この言葉の意味することは、簡単に言えば“パソコンで音楽を楽しむ”ということです。
デスクトップと言うのは、要はパソコンのことです。
パソコンには、デスクトップ型、ノート型と大まかに分類することができ、前者のデスクトップというのは据え置き型のパソコンのことを言います。
もっとも、最近はノート型パソコンでも十分にDTMを楽しめる環境が整って来てます。
さて、それじゃあここで解説するDTMとは、パソコンでどんなことをするのが目的かというと、それはズバリ曲作りです。
作る曲は、もちろんオリジナル曲でもいいですし、流行りの好きな曲でも何でも構いません。
とにかく、“曲”という作品を作ることが、DTMの醍醐味なのです。
次に必要になるのは、MIDI音源と呼ばれるものです。
これは、いろんな楽器の音が詰まったシンセサイザーのようなものです。
最近のパソコンになると、たいていサウンドボードと呼ばれるものに、このMIDI音源の簡易版が搭載されているのが多いです。
ただ、サウンドボードに搭載されているものはあくまでも簡易版であって、いい音とはあまり言えません。
そこで、よりいい音を求めるようになると、ハードウェアMIDIやソフトウェアMIDIと言ったものが必要になってきます。
これについても、詳しくは後述します。
そして、最後にシーケンサーと呼ばれるものが必要になります。
これは、曲を作るためのソフトウェアです。
もっと簡単に言ってしまえば、MIDI音源を演奏させるための演奏者です。
このシーケンサーに、曲を構成する音符やテンポなどの情報を入力することになります。
情報を入力すると、シーケンサーはその指示通りに演奏してくれます。
これらが、DTMを楽しむのに必ず必要になる3種の神器になります。
あと、出来上がった曲を聴くためのプレーヤーがあればよりいいかも知れません。
プレーヤーには、歌詞を表示出来るものなど多種多様に揃っていますので、自分が一番気に入ったものを使うといいでしょう。
さて、参考までに、下の表に私が使っているDTM環境を記しておきましょう。
パソコン | FMV DESKPOWER C\35L (CPU:500MHz, RAM:64MB) |
MIDI音源 | Roland SC-8850, SC-88Pro, SC-55, MT-32 |
ソフトウェア音源 | Roland VSC3.0 |
サウンドボード | Crystal SoundFusion |
シーケンサー | Singer Song Writer 5.01b, Cakewalk Pro Audio 8 |
プレーヤー | DECOPLAY v2.0D |
さて、先ほども述べたように、MIDI音源にはさまざまな種類があります。
誰でも気軽に使える簡易型MIDI音源、比較的安価で手に入るソフトウェアMIDI音源、そして純粋のMIDI音源であるハードウェアMIDI音源です。
これらについて説明して行きましょう。
これは、最近のパソコンを買えば、最初から機能として付いて来るものです。
パソコンにサウンドボードというものが付いていれば、たいてい付いてます。
サウンドボードが付いているかどうかは、パソコンにスピーカー端子などのオーディオ入出力が付いているかいないかでわかります。
付いていれば、もちろんサウンドボードが付いていることになります。
ところが、最近のパソコンでなく、古いパソコンになると、サウンドボードが付いていてもMIDI音源が付いていないこともあります。
その代表的なものに、NECから発売されたPC-9821シリーズというパソコンがあります。
このシリーズには、簡易型MIDI音源が付いていませんので、ソフトウェアMIDI音源かハードウェアMIDI音源が必要になります。
また、Windows上で簡易型MIDI音源が搭載されているかどうかを調べることが出来ます。
画面右下にあるスピーカーのマークをダブルクリックします。
すると、出力マスターが表示されますので、その中にシンセサイザという項目があれば、簡易型MIDI音源が付いていることになります。
出力マスターに表示されていない場合は、「オプション」から「プロパティ」を選んで下さい。
そうすると、「表示するコントロール」という項目が出るので、その中に「シンセサイザ」の項目があれば付いていることになります。
それでもない場合は、簡易型MIDI音源は残念ながら搭載されていないことになります。
この簡易型MIDI音源の代表的なものを記しておきましょう。
この簡易型MIDI音源の特徴としては、誰でも気軽に使用できると言う点です。
サウンドボードに搭載されている機能ですから、パソコン自体にそんなに負担にならなくて済みます。
その代わり、音質は3種類のMIDI音源の中で一番悪くなります。
それでも、最近のものは問題なく聞けるレベルにはなって来ています。
この簡易型MIDI音源は、あくまでも簡易型なので、他のMIDI音源と比較すると出来ないことが多々あります。
例えば、ドラムセットを扱えるパートが1つ(Track#10)と限られていたりするため、ドラムセットを2つ以上使ったデータの作成や演奏が出来ません。
しかし、それ故に初心者向けのMIDI音源であると言えるのかも知れません。
こちらも、最近のパソコンを買うと、最初から付いて来るものが増えて来ています。
このソフトウェアMIDI音源の代表的なものを記しておきましょう。
有名なのは、この3つでしょうか。
パソコンを買った時に、以上の3つのうちいずれかインストールされていれば、ソフトウェアMIDI音源をすでに持っていることになります。
インストールされているかは、Windows上で確認されるか、説明書などをよく読んで調べてください。
このソフトウェアMIDI音源は、あくまでもソフトウェアであって、パソコンの中に仮想のMIDI音源を作り出して音を鳴らします。
よって、パソコンに大きな負担をかけることになり、使用しているパソコンに合わせた設定を行わないと音が途切れてしまったり、最悪、パソコンが動かなくなったりする場合もあります。
パソコンに大きな負担をかけてしまいますが、音質はかなり高レベルなものとなっています。
さすがに、次に説明するハードウェアMIDI音源には到底かないませんが、パソコン本体だけでここまでいい音が演奏出来るならば文句ないでしょう。
これから、DTMを始めようと思っている方には一番おすすめの音源ではないでしょうか。
また、ハードウェアMIDI音源を買うほど金銭的余裕がないという人も納得できる音になっていると思います。
さて、ソフトウェアMIDI音源を快適に使うには、先ほども述べたようにパソコンの性能が重要になって来ます。
最近のパソコンならば、ほぼ問題はありません。
特に、買った時にすでにインストールされていたのであれば全く問題ないです。
詳しくはそれぞれのソフトウェアMIDI音源に必須スペックが記されているので、そちらで確認してください。
なお、余談ではありますが、私が一押しのソフトウェアMIDI音源は、RolandのVSC3.0です。
さらに、YAMAHAのソフトシンセとサウンドボード“Crystal SoundFusion”は併用できません。
確認済みです。
私は、それでえらい目にあいました。
また、YAMAHAのソフトシンセは、他にもいろいろと併用出来ないものが多いみたいです。
みなさんも気を付けて下さい。
最後になりましたが、このハードウェアMIDI音源こそが、純粋のMIDI音源です。
よって、この先の説明で単に「MIDI音源」または「音源」と表記されているものは、すべてこのハードウェアMIDI音源を指すものとします。
このMIDI音源は、パソコンに繋いで使用する外付けの音源になります。
MIDI音源自体が単体の機器として存在するので、音質は最高です。
一度、実際に音を聞いてみれば、すぐにその繊細な音、圧倒的な存在感に驚くことでしょう!
また、インサーションエフェクトなど、多才な音作りが可能であり、本格的な曲作りをしたいという方におすすめです。
ただ、すべてがMIDI音源の最高峰なだけにお値段もちょっと高めです。
とは言っても、最近は身近にDTMを楽しんで貰おうとメーカーも比較的安い音源を提供するようになって来ています。
中でも、RolandのSC-8820は安価なクセに相当すごいスペックを誇っています。
ハードウェアMIDI音源の代表的なものを記しておきましょう。
私のおすすめはやっぱり、なんと言ってもRolandでしょうね。
もう、音の迫力が全然違う!
一度音を聞いたら、すっかりとりこになっちゃいました。
さらに、RolandのMIDI音源はユーザーが圧倒的に多く、今世の中にRolandのMIDI音源用のデータがわんさかあります。
それらの膨大なデータをRolandのMIDI音源を持っていればすべて演奏できてしまうというのも最大の魅力だと思います。
とは言っても、最終的には使用する本人が実際に音を聞いてみて、気に入った音源を選ぶのが一番よいでしょう。
さて、これらのMIDI音源ですが、外付けタイプですからパソコンにまったく負荷となりません。
さらに、新しい音源はパソコンとの接続にUSBコネクタを使用して来ているので、USB端子が搭載されているパソコンであれば、MIDI音源のすべての機能をあますことなく使用することが出来るのです。
また、USB接続であれば、ノートパソコンでも難なく使うことが出来ます。
以上までで説明して来た音源の中から代表的なものの特徴を簡単に表にまとめてみたので、音源を選ぶ参考になれば幸いです。
音源名 | 種類 | パート数 | 音作り | エクスクルーシブ | インサーションエフェクト | 規格 | 音色数 |
Roland SC-8850 | MIDI音源 | 64 | ○ | ○ | ○ | GS/GM2 | ☆☆☆☆☆ |
Roland SC-8820 | MIDI音源 | 32 | ○ | ○ | ○ | GS/GM2 | ☆☆☆☆ |
Roland SC-88Pro | MIDI音源 | 32 | ○ | ○ | ○ | GS/GM | ☆☆☆ |
Roland SC-88 | MIDI音源 | 32 | ○ | ○ | × | GS/GM | ☆☆☆ |
Roland SC-55 | MIDI音源 | 16 | ○ | ○ | × | GS/GM | ☆☆ |
Roland VSC3.0 | ソフト音源 | 16 | ○ | ○ | × | GS/GM2 | ☆☆☆☆ |
Roland VSC-88 | ソフト音源 | 16 | ○ | ○ | × | GS/GM | ☆☆☆ |
YAMAHA MU128 | MIDI音源 | 64 | ○ | ○ | ○ | XG/GM | ☆☆☆☆ |
YAMAHA MU100 | MIDI音源 | 32 | ○ | ○ | ○ | XG/GM | ☆☆☆ |
Sound Blaster | 簡易型音源 | 16 | × | × | × | GM | ☆ |
Crystal SoundFusion | 簡易型音源 | 16 | × | × | × | GM | ☆ |
「パート数」というのは、音源がいくつまでの音色を同時に扱えるかを示す数です。
この数が多ければ多いほど、一度にたくさんの音色を鳴らすことが出来ます。
「音作り」というのは、あらかじめ用意されている音色を加工できるかどうかをあらわしています。
加工が出来ると、やわらかい音にしたり、金属的な音にしたり、と1つの音色からいろいろな音が作り出せます。
「エクスクルーシブ」というのは、エクスクルーシブメッセージというものを、受信出来るかどうかを表しています。
エクスクルーシブは説明すると長くなるので、別の項目で詳しく説明します。
簡単に言うと、エクスクルーシブが受信出来ると、全体のヴォリュームや、残響音やエコーなどが使えるようになります。
「インサーションエフェクト」というものは、ギターでいうところのディストーションやオーバードライブ、ワウなどのエフェクターと同じ働きをします。
発音された音色に対して、さまざまなエフェクトをかけることが出来ます。
この機能があれば、より多彩な音作りが可能になります。
「規格」というものに関しては後述します。
「音色数」は、音源が持っているピアノやギターやドラムといった楽器の数のことです。
☆の数は最大5個で、星の数が多ければ多いほど音色数が多く、たくさんの楽器が使えます。
さて、以下に各規格について解説して行きます。
この規格は、MIDI音源のもっとも基本的なことが定められた規格です。
GMの他に、GM1と記述されることもあります。
このGMは、現在発売されているほぼすべてのMIDI音源が準拠しています。
ですから、「GM」と記述されているデータは、どの音源でも演奏することが可能です。
GM2は、GM1で規定されていなかったより細かい仕様を規定したものです。
よって、GM1の上位互換になります。
今、もっともポピュラーな規格です。
このGSフォーマットは、Rolandの音源に関する共通仕様です。
GM1の仕様をさらに発展させ、互換性を高めています。
データに「GS」と記述されていれば、マークが付いている音源で演奏することが出来ます。
こちらは、YAMAHAが提唱する規格です。
GSとXGの規格は、似ているようでまったく違うものになっているため、膨大にあるGS用データはXGマークの付いた音源では残念ながら演奏することが不可能です。
では、このMIDI音源を演奏するには何が必要になるかというと、それが「シーケンサー」と呼ばれるソフトになります。
人間の演奏者にもそれぞれ個性があるのと同様に、シーケンサー・ソフトにもそれぞれ個性があります。
自分にあったシーケンサー・ソフトを選ばないと、思うように作曲が出来なくなってしまうのでMIDI音源同様、選ぶのには慎重になりましょう。
最近のシーケンサー・ソフトには、初心者向けから、プロ仕様のものまで多種多様にあります。
また、MIDI音源のみならず、音声データまでも扱って、まさに録音スタジオと同じことまで出来るものまで発売されています。
しかし、機能が多い分だけ使い方も難しくなるので、機能を重視するよりも、あくまでも自分にあったシーケンサー・ソフトを選ぶようにしてください。
さて、いろいろあるシーケンサー・ソフトの代表的なものを表にしてみました。
シーケンサー・ソフトを選ぶ参考にでもしてください。
また、シーケンサー・ソフトを購入のは、店頭や体験版で実際に使ってみてからにするのが一番いいですよ。
ソフト名 | ソフト種別 | スコア編集 | ステップ編集 | 音声編集 | Multi-Port対応 | CPU負荷 | 初心者 |
Singer Song Writer 4.0 | 市販品 | ○ | ○ | × | △ | 低 | ○ |
Singer Song Writer 5.0 | 市販品 | ○ | ○ | ○ | ○ | 中 | ○ |
Singer Song Writer 5.0VS | 市販品 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 高 | ○ |
Cakewalk | 市販品 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 高 | × |
Music Pro | 市販品 | ○ | × | × | ? | 低 | △ |
Cubase | 市販品 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 高 | × |
Music Studio Standard | シェアウェア | ○ | ○ | ○ | △ | 低 | ○ |
「スコア編集」というのは、楽譜画面で音符などを編集出来るかどうかを示しています。
今では、ほとんどのソフトにこの機能は付いています。
五線譜上で確認出来るので、もっとも使うことになる編集画面でしょう。
「ステップ編集」というのは、音符などを文字や数字などで編集出来るかどうかを示しています。
この機能がないと、細かなニュアンスが表現出来なくなります。
「音声編集」は、波形編集とも言われます。
この機能は、ヴォーカルなどをオーディオデータとしてパソコンに取り込んで編集が出来て、さらにMIDI音源と同時に再生することが出来ます。
ですから、この機能があると、スタジオ録音のようなことが自宅で可能になります。
「Multi-Port対応」というのは、MIDI音源のパートが17パート以上(2ポート以上)使用することが出来るかどうかを示しています。
このMulti-Portに対応していないと、たくさんの楽器を一度に使う(16パートまで)ことが出来なくなります。
また、△表記はそのソフト上では可能だけれど、MIDI Format(拡張子:.mid)に変換すると不可能になることを示しています。
これについては、ちょっと難しいので、おいおい説明して行きます。
「CPU負荷」というのは、どれくらいパソコンの性能が必要かをあらわしています。
“低”ならば性能にはほぼ左右されません。
“高”なると性能が低いパソコンでは、音が切れてしまったり、演奏がもたついてしまったり、快適な作業が出来なかったりすることがあります。
「初心者」というのは、初心者の方にとって使い易いかどうかを、僕が実際に使ってみた結果、僕の独断と偏見で評価してみました。
これについては、あくまでも参考レベルにしてください。
ただ、初心者の方にとってのおすすめは Singer Song Writer シリーズですね。
とにかく、操作性がいいのでサクサク曲作りが出来ます。
実際、僕もあらゆるソフトを体験版で使ってみた結果、これにしようと決めました。
それと、1つだけシェアウェアのソフトを載っけてみましたが、このソフト、ほとんどの機能を網羅してるので、非常に使えます!
市販品を買うにはちょっと……という方にはおすすめです。
なんだかんだ、書いてみましたが、重ねて言えることは、実際に自分が体験版などを使ってみてから決めるのがいいですよ。
ここで書いたものは、こんなものがあるよ、という紹介程度だと考えてください。
さらに、MIDIデータにもMIDI音源と同じようにさまざまな規格(フォーマット)が存在します。
フォーマットによっては、他の人の手元へ渡った時に再生させることが出来なかったりすることがあります。
MIDIデータの主なフォーマットは以下のとおりです。
拡張子 | フォーマット名 | 特徴 | DECOPLAY |
.mid | Standard Midi Format 1 | 標準フォーマット。マルチポート対応。 | ○ |
Standard Midi Format 0 | 標準フォーマット。マルチポート非対応。 | ○ | |
.rcp | レコンポーザ | レコンポーザで使うならベスト。 | ○ |
.g36 | レコンポーザ for Win | レコンポーザで使うならベスト。 | ○ |
.ssw | Singer Song Writer | Singer Song Writerで使うとベスト。 | × |
.ss2 | Singer Song Writer | Singer Song Writerで使うとベスト。音声波形情報も含まれる。 | × |
他にも昔は色々あったけど、最近見かけるのはこれくらいかな?
で、表の一番右の「DECOPLAY」というのは、次に説明するMIDIプレイヤーのことです。
その欄が ○ ならDECOPLAYでの演奏が出来ます。
上記のことから言えることは、曲が完成して配布するなら標準MIDIフォーマットで。
そして、シーケンサーで作曲している段階では、シーケンサー用のフォーマットが一番いいです。
なお、標準MIDIフォーマットは、純粋にMIDIデータのみを扱ったフォーマットなので、音声波形データはサポートされていません。
基本的に音声波形データを使ってるデータは、配布しようとしてもデータサイズが膨大になってしまうことが避けられないので、配布するのはやめた方がいいです。
どうしてもと言うなら、MDやCTR、CD-Rなどのメディアに録音して配布しましょう。
ちなみに、このページで紹介しているシーケンサーは、すべて標準MIDIフォーマットへの保存が可能になってます。
保存する時に、標準MIDIフォーマットを選択して保存しましょう。
その際に、フォーマット1か0を選ぶことになりますが、僕のおすすめは「1」です。
なぜなら、シーケンサーを使っていると自然とコンピュータに大きな負担をかけてしまうからです。
一方、プレイヤーならばコンピュータに大きな負担をかけることもなく低負荷で演奏させることが出来ます。
よって、バックグラウンドでMIDIデータを演奏させておきながら、ワープロやインターネットなどの他のソフトを使うということが出来るのです。
さらに、連続演奏や、シャッフル演奏、リピート演奏などが出来たり、歌詞が表示されたり、アナライザーが表示されたりと、多彩な機能が付いているものもあります。
そこで、僕のおすすめのプレイヤーを紹介します。
・DECOPLAY v2.0D
・Ota MIDI File Selector
のセットです。
DECOPLAYは、欲しい機能を自分で追加したり、いらない機能を削除したり出来ます。
ですから、ただ演奏出来ればいいという人から、コンポのように色々な機能が欲しい人まで、どんな人にもおすすめ出来ます。
自分の思い通りのプレイヤーに出来るのですから。
先ほど述べた、歌詞表示機能やアナライザー機能ももちろん可能です。
また、Ota MIDI File Selectorを使えば、演奏したいMIDIデータを一覧から選曲出来たり、連続演奏やリピート演奏、シャッフル演奏などが簡単に出来ます。
よって、この2つのソフトがあればはっきり言って無敵です。
しかも、この2つのソフトは両方ともフリーソフトですから、無料で使えます。